最近はビルや店舗で、よく装飾用の笹の鉢植えを見かけるようになりました。背景には笹や竹の珍しさ、アジア文化ブーム、日本庭園ブームなどがあります。
ドイツの気候は寒すぎるようで、太い竹(たとえば孟宗竹)が自生することはありません。たまに自生する笹を見かけることがありますが、大きな竹薮になることはないようです。いずれにしても、ヨーロッパの竹は元々アジアから持ってこられたものです。
4月の終り、ドイツ南西部の高級保養地バーデン-バーデンにある“竹センター・エバート園芸場”で竹祭りが開かれました。経営者エバートさんの口癖は「take,take!」。無限の可能性を持つ竹に魅せられたエバートさんは、イタリアに竹園を作り、自分の園芸場で竹を扱うようになったそうです。ドイツに竹を広めたパイオニアであるエバートさんの園芸場を訪れ“ドイツの園芸と竹”を見てみましょう!
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竹の楽器
竹1本1本の中に小石のようなものが入っています。ぐるぐる回すと“ザー、ザー”と大きな音がする仕掛け。アフリカの楽器をもとに作ったようです。 |
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竹のオブジェ
数メートルの青竹を組み合わせたオブジェ。ドラや子供たちが作った竹の飾りなどがぶら下がっています。 |
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竹細工教室
竹祭りの催し物の一つ。竹飾り作りの教室です。この少年、竹を触ったのは生まれて初めてかもしれません。 |
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竹の垣根
ドイツではかなり珍しいものです。一緒に行った友人は庭に置きたいと言っていましたが、値段を見て考え直してました。1個(約1m)で200〜300マルク。 |
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笹の鉢植え
ベルリンの動物園にパンダが来たときは、この園芸場から餌の笹を持っていきました。 |
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笹の温室
笹を育てている温室です。笹の鉢植えだけでなく様々な竹製品も展示即売しています。 |
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竹竿(?)の販売
各種の竹を販売しています。80-100mm×6mで93マルク。希望の長さ、形に切る手数料は10%。 |
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各種の竹竿
ドイツの庭に使うと、かなり異国風になると思います。実際のところ、どういう使い方があるのか興味のあるところです。 |
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