カールスルーエ市の郊外をサイクリングしていて気がつくのは、倒れた木が多いこと。昨年12月26日、フランスとドイツ南部を襲った冬の嵐のしわざです。確かフランスでは30人近く、ドイツでも数人の死者が出ました。
ドイツに台風は来ません。その点日本より安全ですが、数年に一度くらい大木をなぎ倒すような嵐がやってきます。ドイツ語でそういう嵐のことを“Orkan(オルカーン)”と言います。
嵐が来た日、私はかぜをひいていて一日中部屋にいました。たしかに、“ガチャン!”と通りからなにかが壊れる音が聞こえてきましたが、そこまで大きな被害が出ているとは知りませんでした。
倒れた木は、まず道をふさいでしまったようなところから片づけられています。しかし3ヵ月たった今もほとんどの倒木は道のわきに積まれたままです。
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地下水の保護林
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アルプ川沿い
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