ドイツのカーニバルといえばケルンやマインツが有名ですが、その他の街や村でも大小様々なカーニバルが行われます。規模や華やかさではかないませんが、田舎のカーニバルもなかなか味わいがあります。
カールスルーエのカーニバルは2月27日に行われましたが、この時期としては珍しく快晴。街のメインストリート約5キロを、ブラズバンド、コスチュームを着たグループ、山車(飾り付けたトラック)など、約50のグループが練り歩きました。人出は史上最高の25万人。人口30万弱の街にこれだけ集まるのですからたいしたものです。
実際のところ、出し物は毎年似たようなものです。初めて見た年はリオのカーニバルのようなものを期待していたので、かなり退屈(笑)。今回は田舎のカーニバルの、ほのぼのした雰囲気を楽しむことができました。
地方によってカーニバルの掛け声も違います。掛け声とは、例えば日本の祭りの「ワッショイ!
ワッショイ!」みたいなもの(たぶん)。特別な意味は無い言葉ですが、カーニバルを盛り上げるのに観衆も山車の上の人も景気良く叫びます。これで長い冬のうっぷんを晴らすのかもしれません。
掛け声
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街/地方
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Halau ! (ハラーウ!)
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Mainz
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Ahoi ! (アホーイ!)
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Aachen
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Alaaf ! (アラーフ!)
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Koeln
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Nari, Naro ! (ナリ、ナロ!)
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Schwarzwald
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風船売り / Ballon
お値段は5マルクから20マルクくらい。一番人気はポケモン! |
カーニバルといえば鬼 / Teufel
けっこう恐いお面です(笑)。私の前に陣取った子供が、たまたまポケモンの風船を持ってました。 |
キャンディー集め
カーニバルでは山車の上からキャンディーがまかれます。特別な物ではないのですが、カーニバルだとなんだかありがたいものに思えてくるから不思議。子供だけでなく大人もまじめになってキャンディーを集めます。 |
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鬼? 悪魔? / Teufelinen ?
帰りの路面電車を待っている時に見かけた悪魔です。毎年、違うコスチュームを着てカーニバルに出かけるそうです。 |
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