市民講座のドイツ語クラスを紹介 |
(市民講座、あるいはカルチャーセンター) ドイツ語を習う
それから、大学で勉強したい人のためにはDSH(Deutsche
Sprachpruefung
fuer den Hochschulzugang :大学入学に必要な語学力検定試験)準備のためにドイツ語コースを持っている大学もあります。この大学付属語学コースについては、別の機会にくわしく紹介しますね。
コースは約2000!
たとえば英語のクラスを見るとレベル別(初級、中級、上級)、時間別(昼か夜か)、目的別(会話、文法、ビジネス向け、文学を読むなど)に別れてます。ですからプログラムに載っているクラスの総数は約2000にもなります。 学期の初めに印刷されるプログラム(140ページ)をペラペラとめくってみると、『女性のためのWord97 初級』、『子供のためのスケート教室(5才から)』、『Feng Shui(風水)初級、上級』、『自家製ビールの作り方』、『旅行のための英語』など、面白そうなコースがたくさん。 日本に関係するものを見てみると、『日本語 初級、中級、上級』、『習字』、『茶道』、『生け花』、『柔道』、『合気道』などがあります。すごい充実ぶりでしょう!
私が週1回(夜7時半から9時半まで)通っているのは、『外国人のためのドイツ語中級 会話と復習』です。1クラス約10人、1回2時間、12回で料金は163マルク(約9600円)。割安だと思いませんか? 市民講座を運営しているのは街です。先生の給料などの運営費は生徒の払う授業料が半分、あとの半分は街の補助です。今はドイツも財政難なので、近いうちに街の補助が減って生徒の払う授業料が値上がりするかも知れません。 クラスの生徒の国籍は、ロシア人、チリ人、メキシコ人、トルコ人(2人)、ポーランド人、フランス人、ハンガリー人、タイ人、日本人(私)とこれまたいろいろ。年齢は20才くらいから50才くらいで、社会人、学生、主婦などさまざま。ポーランド人の女の子はドイツ人家庭で子守りをしながら、1年間ドイツ語の勉強をしているそうです。 毎回、いろいろなテーマのテキストを読んでそれについてディスカッションをします。高校や大学の授業ではないので、みな気軽に楽しく話してます。参加者のレベルはかなり高く、ほとんどの生徒が日常会話には困りません。次のテキストは『ドイツと日本の意外な共通点』というタイトルがついてます。共通点とはいったいなんでしょう?
私立の語学学校と比べると
日中(午前2時間半、または午後2時間半)のクラスは月曜から金曜まで授業がある集中コースです。Themen
neu(代表的なドイツ語の教科書)を1冊1学期で終わらせますから、カリキュラムと授業の進みぐあいは私立の語学学校とほとんど同じ。
滞在延長
勉強、仕事、結婚などドイツへ来た目的はいろいろですが、たくさんの日本人が市民講座のお世話になっています。皆さんもドイツに長く滞在することになったら、ぜひ街の市民講座をのぞいてみてください!
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