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1,200の登録団体 2002年暮れ、カールスルーエ市庁舎の一角にボランティア紹介事務所(Aktivbuero)の新しいオフィスがオープンしました。これまでは近くの民間ビルに入居していたのですが、経費節約の意味もあっての引越しです。 この「ボランティア紹介事務所」は市の街づくり課の一部門で、ボランティア団体とボランティアを必要とする人を結びつけるのが仕事。例えば、スポーツ習いたいけど、どのような団体に参加できるのか分からないような時、このオフィスへ行けば希望に沿ったところを探してくれます。環境保全、障害者の自立支援、音楽などの芸術関係、国際交流など、1,200以上の団体が登録されています。 また、「ボランティア活動に参加したいと思う人」もここで希望の団体を探すことができます。ボランティア活動はサービスをする人が「自己実現を目指す場所」としても大切です。ドイツでも地方自治体の財政状況は良くないので、行政には、市民サービスの一部をボランティアに肩代わりしてほしいという思いもあります。 日本でも最近NPO法ができましたが、ドイツには昔から市民団体の活動を支援する仕組みがあります。何人かの市民が集まって非営利の活動をするときは、協会(Verein : e.V.)を結成することがよくあります。日本のNPOは「環境保全活動」のイメージが強くありますが、ドイツのe.V.にはウサギの愛好者団体もあれば、全国的な職業組合もあり、規模と目的は実に様々です。ドイツの市民活動のキーポントは、このe.V.にあると言っても過言ではありません。
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