都市交通とエコロジー住宅

1. 充実した路面電車システム “カールスルーエモデル”
カールスルーエ交通連盟は路面電車網の拡充と利用者の視点に立った運営を目指しています。『ドイツ鉄道への路面電車の乗り入れ』、『ほとんどすべての路面電車が中央広場を通るように路線が組む』などさまざまな工夫がされていて、利用者にとって大変便利にできています。こういった路面電車システムは“カールスルーエ モデル”とも呼ばれ、世界的に有名です。
カールスルーエ交通連盟
半日〜1日(路面電車に乗車)
特別な制限無し
 
2. 路面電車・バスのバリアフリー
ドイツではここ10年ほどで路面電車やバスのバリアフリー化が大きく進みました。現在、路面電車やバスはベビーカーを押す人にとっての日常的な足になっています。最新の車輌と停留所では車椅子の乗客も1人で乗り降りすることができ、都市交通の先進性には驚きを通り越して感動を覚えます。
カールスルーエ交通連盟
約2時間(路面電車・バスに乗車)
特別な制限無し
 
3. 市街地中心部 “カイザー通り”
市街地中心部は“車輌通行止め”や“路面電車網の充実”、郊外では“パークアンドライド”が進められています。それによって市街地への不要な車輌の流入を防ぎ、都市環境の向上を目指しています。
カールスルーエ交通連盟
約1時間(路面電車・バスに乗車)
特別な制限無し
4. ゲロルズエッカー・エコロジー住宅地
“エコロジー”と“共同社会”をキーワードにして94年に作られた郊外の住宅地です。建築材料の選定から環境に配慮し、太陽熱の利用、雨水の利用、木材の使用が積極的に行われています。コミュニティーハウスや緑地管理も住民自身が行い、都市の住宅地が失った住民同士のつながりを新しい形で実現しています。
住民の自己管理
約1時間
特別な制限無し
詳しくは“エコロジーシンフォニー > 健康生活のすすめ”を見てください。
 
(c) PIA Architektur Buero
5. 快適な自転車道
カールスルーエ市では市中心と郊外を結ぶ“主自転車道”や、郊外の緑の中を走るサイクリング道がきめ細かに整備されています。自転車道によっては車道の中に作られていることもあり、最初はちょっと戸惑うことも。ちょっとした買い物から週末のサイクリングまで、自転車はまさしく市民の足と言えます。日本からいらした方にはぜひ実際に自転車に乗って、快適な“ドイツの自転車ライフ”を体験していただきたいです。
都市計画課
体験の仕方は自由
交通・自転車”に関連した内容が載っています
 
 
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市街地の緑地とビオトープ郊外の自然保護区域、森林、畑、ビオトープ
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