黄金の秋 / Herbst

カボチャスープの作り方
<もくじ>
黄金の秋
バーバラさんのカボチャスープ
黄金の秋
日本と同じようにドイツの秋も実り豊かです。大地に広がる小麦畑からの連想だと思いますが、この季節は“黄金の秋”とも呼ばれます。特に今年の秋は果物が大豊作。リンゴ、洋ナシ、プラム、栗などがたわわに実っています。そんな秋の様子を写真で紹介します。
刈り取られた牧草
この季節、郊外に行くと写真のようなロール状の牧草をよく見かけます。どうやって丸めるのか不思議に思っていたのですが、トラクターに引かれた巨大な“牧草ロール機”で作るところを目撃しました。
真っ赤に熟したリンゴ
手入れされていない木のリンゴは大きさや形がバラバラで、みごとなくらい虫が食ってます。自然のまま育てるとそうなるわけですが、それでは虫が全くついていない店のリンゴはいったいどうやって育てているのでしょう?
田園風景
郊外を歩くと果物の木をよく見かけます。カールスルーエ市では、鳥の餌になるように果物の木を植えることが奨励されています。また“草原に果物の木”というのが、ドイツ南西地方の典型的な田園風景でもあります。
洋ナシの木
これも畑の端に一本だけ立っていました。畑の持ち主が植えたものでしょうが、収穫することはないようです。
色とりどりのカボチャ
自然食品店に色とりどりのカボチャが並んでいました。これらはすべて食用ですが、飾り用のカボチャもあります。カボチャは昔から実りの秋のシンボルで、店や家庭のデコレーションにもよく使われます。最近は中をくりぬいて、目や口の形に穴を空けたカボチャもよく見ます。これはドイツの伝統ではなく、アメリカのハロウィンの影響だそうです。日本種のカボチャ“ホッカイドウ”は味が良いと大評判。
バーバラさんのカボチャスープ
店に置いてあったレシピをもとに、自分で作ってみたのですが味はどうもいまひとつ。そんな話をしたら、友人バーバラさんが実際にカボチャスープを作ってくれました。見ていると特別なことはしていないのですが、どこかしら味が違うから不思議です。バーバラさんのカボチャスープをご紹介。
まずはぶつ切り
カボチャ中1個の種を取り、皮をむいてぶつ切りに。
ジャガイモ中1個も同様に切って一緒になべに入れ、ひたひたになるくらいを入れる。
固形ブイヨンを適量加え、火にかける。
煮立ったら弱火にして柔らかくなるまで2、30分煮る。
ミキサーでつぶす
*これはハンディータイプのミキサー。柔らかくなったカボチャを煮汁と一緒にクリーム状になるまで混ぜる。
レモン汁少々、ミルク(あるいはクリーム)を少々加える。
出来上がり
中央に立っている小さな緑のビンはカボチャ油。日本では見かけませんが色と香りはちょうどごま油に似ています。これは好みで加えます。
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