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ドイツの自家用車の普及率はかなり高く、二人暮らしで車2台という友人もいます。
以前、ある知り合いに『割り箸のために木を切るとはもってのほか!』と文句を言われたことがあります。その人の家庭にも車が2台あるんだけど、それは問題じゃないのかな?? 『割り箸を作るには木材のはしっこなんかを使うから、資源の有効利用になるって聞いたことがある。』と言ったら『そんなはずはない。日本人はうそつきだ!』とまで言われました(*)。底の浅い情報だけで物事の善し悪しを決めつける人が多いのには閉口させられます。 (*:このトピックを読んだ方から「現在の割り箸は国内木材の間伐材ではほとんど作られていないはずです」との指摘をいただきました。調べてみたところ、現在日本で使われる割り箸の9割が中国から輸入されていることがわかりました。中国での割り箸製造は、どうやら環境に配慮したものとは言えないようです。そういったわけで、上記の内容は引用例として適切でないとわかりましたが、自戒を込めてこのまま残しておくことにします。この問題については、特に次のサイトを参考にしました。 話がそれましたが、時代の流れに逆行し(?)自家用車を持たずに頑張っている人もにいます。 『エコ住宅』 で紹介した友人一家も自家用車を持ってません。(ちなみにエコ住宅に住む他の13 家族は車を持っています) でも、今の世の中、車なしでは生きていけません。そこで登場するのがカーシェアリング。街のカーシェアリング事務所がまとめて車を購入・管理し、会員が必要な時に申し込んで使います。 会員が払うのは年会費と、使った日数分の使用料。個人で自家用車を買う必要がないので 、家庭の経済的な負担が減ります。社会全体の車の数も減るから、環境保全にも有効ですね。毎日車を使う必要のない人向けのシステムですが、1年、 2年と短期でドイツに滞在する外国人にも打ってつけです。 ただ、人口28万(市街部に住むのは10 数万人)のカールスルーエでカーシェアリングの車が100台程度ですから、普及はまだまだ。週末など希望者の多い時は車を使えないこともあります。やはり、大多数の市民はいつでも自由に車を使える便利さをあきらめることができません。 カールスルーエのカーシェアリングではバンや、軽自動車などいろいろな種類の車をそろえています。カーシェアリングの会員は街に分散して住んでいますから、普段どこに車を置いておくかが問題。その地区に 8人以上の会員がいれば、車を1台置いてもらうことができます。
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